今、お客様の型紙の修正をしています。ご注文頂いたお客様の生地を裁断する前に、前回の納品時の修正内容を踏まえて、型紙に反映させる仕事になります。これをやらないと、前回複数回行った仮縫いの修正が反映されないまま、次回作に入ってしまうことになりますので、絶対にやらなくてはいけない仕事なんですね。今日お話しする内容は、『男は寡黙であるべき』は日本だけ!?パリのタイユール達が如何におしゃべり

今回は、前回お話ししたショルダーの続き、パート2になります。内容を以下まとめてみました。・パリのお客様はショルダーラインにこだわる、肩が美しくないと絶対にダメ、それが絶対的なルールとなります。今回お話しするのはフレンチショルダー、その中でも”コンケーブショルダー”に焦点を当ててお話しします。・コンケーブ=弓なりは肩の中心部がぐっとへこんで、肩先に向かって上に上がるのがコ

今私は、お客様の肩を縫っております。せっかくなので、今日はテーラードにおいて重要な『ショルダー:肩』についてお話ししてみようと思います。肩は非常に奥が深い部分。まずは形についてです。<肩と一言でいってもたくさんの種類がある>・イタリアンショルダー、アメリカンショルダーなど、肩と一言でいっても色々種類がある。・スタイルだけ見てもたくさんの種類があるショ

今日は、7kgから8kg痩せられたお客様のお直しに取り掛かっています。フルオーダーのスーツが一体どれくらいの体重変化までお直し可能なのかお話ししています。<ジャケットのお直しはどのようになっているの?>・そもそもフルオーダーで作ったスーツは、どれくらい直せるのでしょう?・既成服の洋服も太ったらお直し可能?・フルオーダーでは後ろ脇、背中心で12cmも縫い代があるって本当?

完成まで、何回仮縫いをやるのか?これはタイユールにとって大いなるテーマではないでしょうか。年間60着作るとしたら、お店側からしたら1/60ですよね。60着のうちの1着だから、それほどその1着に時間はかけられない。そう考えるお店さんは、正直少なくないと思います。私は『お客様にリスクを取らせる』ことが正直好きではありません。自分のポリシーと言えます。自分にとっては1/60であっても

手で縫うから柔らかさがでる??ミシンより手縫いが良いって本当なんでしょうか。『そりゃ手縫いのほうがいいでしょう、だってミシンで縫うのに比べ何倍時間がかかると思うの?』そう思う方も多いのではないでしょうか?正直に言います。パリで、手縫い100%で縫っているタイユールは一人も居ません。趣味でやっている人は置いておいて、プロとして、グランドメゾンでタイユールをしている人で、手縫い100%でやって

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