完成まで、何回仮縫いをやるのか?これはタイユールにとって大いなるテーマではないでしょうか。年間60着作るとしたら、お店側からしたら1/60ですよね。60着のうちの1着だから、それほどその1着に時間はかけられない。そう考えるお店さんは、正直少なくないと思います。私は『お客様にリスクを取らせる』ことが正直好きではありません。自分のポリシーと言えます。自分にとっては1/60であっても

手で縫うから柔らかさがでる??ミシンより手縫いが良いって本当なんでしょうか。『そりゃ手縫いのほうがいいでしょう、だってミシンで縫うのに比べ何倍時間がかかると思うの?』そう思う方も多いのではないでしょうか?正直に言います。パリで、手縫い100%で縫っているタイユールは一人も居ません。趣味でやっている人は置いておいて、プロとして、グランドメゾンでタイユールをしている人で、手縫い100%でやって

今日も、アトリエから縫い仕事をしながらお話ししています。テーラードの世界で、難しい仕事のひとつに”袖付け”があります。”袖付け”をする職人のことを、パリのタイユールの世界ではMonteur de manche:モントゥールドゥモンシュといいます。今回は、袖付けをするにあたって、どういう部分に注意しなくてはいけないのか?単純にボディに付けたらいいのでしょうか?実際は、注意しなくて

パターンオーダーは基本的に最低3箇所の採寸だけで問題ないと言っても過言ではないと思います。もちろんお店によって様々ですが、フルオーダーに比べはるかに少ない採寸で出来てしまうのが特徴です。それは何故か?そのことについて説明をしています。よろしければ聞いてみてください。

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