ここ数回、なんだか難しい話ばかりが続いていますね。前回は、『伸びどめテープ』についてお話をさせて頂きました。今回も、その部分についてもう少し深くお話をしていきたいと思います。前回のおさらいを少ししますと…一般的に服作りで使われる『伸びどめテープ』はほぼ全てのパターンオーダーの工場、既製品では『アイロン接着テープ』を使う、ということをお伝えしました。ただ私はビスポークのテーラ

ここ数回、なんだか難しい話ばかりが続いていますね。音声だけですので、『さっぱりわかんないよ!』と思われる方もいらっしゃるかも知れません。今日は前回の続き、ジャケットのフロント部分の仕立てについて話しています。ジャケットのフロント部分(ボタンがついている端のラインですね)は、非常に大切な部分で、ここは絶対に伸びてはいけない場所になります。ウールやコットン、シルクリネンなど、メンズ

前回は前見頃の表の生地と見返しのドッキングのお話をさせて頂きました。いままでもマニアックなお話はさせて頂きましたが、前回はとくにマニアックなお話でした。今日はその続きになります。前見頃のジャケットの表情が、生地が重力に対して自然に落ちる雰囲気よりも、さらにパーンと張って見えるには、どのようにしたらいいのか?というお話でした。一般的な芯が入っているジャケットは、前見頃、芯地、見返しと

今私はお客様のジャケットを縫っているのですが、こちらはイタリア、ナポリの生地マーチャント、カチョッポリのウールシルクリネンの生地になります。今日は、ジャケットの見返し部分についてお話をしてみようと思います。今までもマニアックなお話をしてきましたが、今日は特にマニアックです。私は一度目の仮縫いを終えた後に、一度ジャケットをバラバラにしまして真っ平にします。そこでアイロンをし、平面にした後

今、私はPantalon(パンタロン)の生地の裁断をしています。パンツの裁断はジャケットの裁断に比べて簡単でして、失敗する要素もあまりありませんので、布を切りながらお話をしていこうと思います。パンツは基本的に前身頃と後身頃の二面構成になります。ジャケットが前身頃、脇、後身頃と三面構成に対して、パンツは二面となり、よりシンプルな構成になっています。ビスポークで仕立てたパンツは

本日は、KENJIRO SUZUKI で取り扱いしている、オリジナルタイについてお話をしております。ちょうど1週間ほど前にイタリアから新作が入荷しまして、店頭に並べたところになります。基本、ネクタイはイタリア製となります。ミラノの近く、コモ湖周辺にあるファクトリーと、南イタリアのファクトリーと2つのタイメーカーとコラボレーションをして作っています。ミラノの方はデザインが英国より

TOP